2017-09-08  毛ばり 

ゼンマイ胴

 毛ばり巻きも歳とともに手の震えや目の衰えなどから、最近はめっきり駄目になってしまい、店から頼まれて委託と言う形で販売していた毛ばりも止めることにしました、ご購入いただいた皆様には本当にありがとうございました。
 これからは、店にご迷惑をかけないよう、地区外の私の毛ばりに興味のある方からお話でもあれば、少量お分けする程度で楽しんでいきたいと思っています、そして、自己流ですが私の毛ばり巻きの工夫などもこの記事で時々紹介していこうかと思っています。
 朝夕めっきり寒くなってきました、昨日、敬老会のご招待の案内が届きましたが大勢の所に出るのは好きではありませんので欠席します、「終活」の言葉が嫌でも耳に入って来るようになりました。
 枯れ落ち葉、さみしいものですねぇ~。
 
 一区切りつきましたので、在庫の整理をしました、おだてられイッパシの工房ぶって無駄なものを沢山揃えてしまいました、調子に乗りやすい性格は死ぬまで直りそうもありません。
 そうは言っても捨てるのはもったいない物もあります、この羽だって安い羽ですが、蓑笠風に巻けば様になるはずです、往生際の悪いジジィです。
 後で考えてみましたら、これ、一回UPしてあるかもしれませんね。

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 スタンドが電球ですので、赤っぽく写っています、LEDに変えようと思っていましたが、先を考えもう我慢します。
 前回と違ってゼンマイを胴に使ってみます、ゼンマイはなかなかより付けが面倒ですね、強くよるとゼンマイだけが糸状によれてしまいます、スレッドを少し緩め気味で優しく付ける事ですね。

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 通常のコックネックなどは根元から巻きますが、蓑笠状に巻くには羽の先端から巻きます、羽がよじれないよう軸に対して直角に平面状に巻くのがコツです。

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 私は道具はあり合わせの物を工夫して使っています、これはボールペンのハーフヒッチャーです、バイスは50年以上も使っています、鍼を挟むところはへこんできたらヤスリで直します、貧乏なのです。

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 完成です、四方から撮ってみました、でも、やっぱり私は野鳥にこだわります、頑固ジジィなのです。

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 ハックルの量が多いと思いますが、この羽柔らかいので、どうしても沈めて釣る毛ばりは跳ね上げの際に羽に負担がかかり、羽の痛みが激しいですね、剣羽が昔のテンカラ師に好まれた理由もわかります、この次は剣羽でも巻いて見ようかな。

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2017-08-30  毛ばり 

何の羽?

 以前に紹介しましたが、山道で前の車にはねられたらしく、即死したばかりのメスキジらしい鳥の羽を持ち帰り、毛ばりに巻いて試した話ですが、この毛ばり強度もあって良かったんですが、春先、メスキジの剥製の古いのを頂く機会があって、毛ばりに巻いて試したところ風化していたためかもしれませんが弱くて使えません、羽の柄も違うし、じゃあ、あの事故死の鳥は何だったんだろう、そもそもメスキジは禁鳥ですので私も羽は詳しく見た事が無いし、比べてみますと確かに違いますね。

 左がメスキジの剥製、右が事故死の鳥の羽です、もしかしたらコジュケイ?

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 何はともあれ、実際に使ってみてなかなかいい感じの羽で残りも少なくなりましたが巻いて見ました、胴はストリップドピーコックと脇にヘアーズイヤーを使ってみます、右のヘアーズイヤーニンフで使ったものです。

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 これをより付ける方法として、私はちょうちんテンカラの時の目印として使っていたバイオストライクという粘土状の目印です、必要なだけちぎって糸に付けるものですが、これがダビング材をより付けるのに非常に便利ですね、ただし、わざわざ買う事はないですよ、買うなら専用のワックスを買えば良いのです、私は貧乏人ですのであり合わせの物を工夫して使っているだけです。

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 このように巻いてハサミで整えます、胴の完成です。

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 羽を取り付けます、少し多いように感じますが写真のせいです、巻く羽の幅は1cmちょっとと言うところでしょうか。

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 完成です、見た感じ毛ばりとは思えない姿ですが、何ら問題なく釣れます、釣れなかった時、毛ばりが悪かったと思うのは毛ばりが可哀そうですね、それほど釣れる時はどんな毛ばりでも釣れるものだと私は思っています、身近にある羽で作った毛ばりで釣れたなんて最高じゃないですか。

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 どうか皆さんも針に毛糸を巻きニワトリの羽を巻くだけでも良いですから、毛ばり釣りを始めてみてください、餌釣りのようには行きませんが釣りの本当の楽しさが分かると思いますよ。

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2017-07-20  毛ばり 

ちょうちんテンカラ用毛バリを試作

 先日、源流の藪沢でちょうちんテンカラをやってみましたが、なかなか合わせが出来ず何匹も落としてしまいました、餌釣りでしたらアル中のかすかな手の震えが適当なテンションとなって良いのですがテンカラには向きません、目から手まで指令が届くのに時間がかかるようです、脳の劣化で反射神経に渋滞が起きているのです、それでも負けず嫌いの癖が出て、ウエット用の鍼だったから軽い合わせでは鍼がかりが悪かったのではないかなどと毛ばりのせいにしてしまうのです。
 
 そこで鍼がかりの良い細身のエサ用の鍼を使って巻いてみる事にしました。
 やまめ一番半スレヒネリ6.5号です、ヒネリは必要ないですが、試験的ですので手元にあるものを使います、フライでは#12~#14の間くらいの大きさでしょうか、もちろんアイ(カン)がありませんので#50のミシン糸でワッカを作り、スレッドでしっかり押さえてアロンで止めます、低粘度のアロンだと作ったアイの方まで浸みて都合が良いです、ナイロン糸1.5号でも作ってみました。

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 渓流竿で餌のように落として釣りますので、鍼に重みを付けます、ビーズヘッド2.3mm、レッドワイヤー.010、試験的ですので雑です、胴は、ストリップドピーコックの赤とゼンマイを使ってみました。

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 ハックルは雄キジの首の部分です、ハックルが大きいように感じますがこれは「爺さん毛ばり」でフツーのテンカラには何ら問題が無い事が分っています。

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 それでも少し小型が良いかとも思いまして、柔らか過ぎてほとんど使わなくていた、この羽を使ってみます、打ち込むのでないのでそんなに傷まないし、かえって良いかもしれません、胴はいつものヤツです。

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 こんな風に巻けました。

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 そして、コックネックは。

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 さて、いつになるかわかりませんが実際に使ってみようと思います、この毛ばりはフトコロが深いし針先が細く鋭利ですので少しの合わせで掛かるハズです、漁師ではないので沢山釣る必要もないし、沢山釣りたければこんな面倒な事をしなくても餌で釣ればいいのですが、思いを込めた毛ばりで1匹でも釣れれば 「 してやったり!」 この快感が釣り人にはたまらないですね、楽しみです。

20_(18)_convert_20170719190539.jpg 最近困ったことが起きています、当市は7万弱の小さな市ですが、市の中心地近くまでクマが出るのです、幸いにして釣りに行く木曽谷の方は出ていないのですが、クマも都市化が進んでいるようです、私の家も駅から1000m位ですから油断できませんね。











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2017-07-12  毛ばり 

テンカラ毛ばりにVリブ

 フライマテリアルには便利なものがあります、テンカラ毛ばりの胴と言えばゼンマイの綿毛、木綿糸、毛糸などが主流でしたが最近はクジャク(ピーコックハール)などが多く使われますが、私が昨年から試験的に使っているのがVリブです。
 テンカラの場合は、打ち込みと跳ね上げの動作が多いためハックルも胴も傷みやすいものですが、私なりのテストではこのVリブで作った胴は強いですね。

 すでにキジなどの大型の毛ばりには使ってはいますが、今回はテンカラ毛ばりにも良く使われるうようになった、コックネックのハックルにこのVリブを使った毛ばりです。

 黒のハックルはグリズリーを染めたものです、染め方はこちらにあります。

 この写真は、春先巻いたのでビーズヘッドを使ったウエットです、これからはドライの方が良いのでそれを巻いてUPすればいいのですが、いろいろ巻いても在庫がますます増えるばかりで処分に困りますので止めました。
 こんな感じの胴になりました。

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 邪道? 確かにテンカラと言う古来の釣りという見方では、身近な自然の素材が一番良いのですが、毛ばりも店で売っているものは1本300円もします、出来るだけ安い材料で簡単に自分で巻けば一番です、いつも言っていますがきれいに巻く必要はありません、その時の川の条件が合えば形など全く関係無く釣れるから不思議です。
 
 Vリブは各色ありますが、私は黒とオリーブを使っています、オリーブはほとんど透明ですので、下巻のスレッドの色を変える事で微妙な色合いの胴を作れます、そこが醤油です?いやミソです、もちろんクリアーでも良いかと思います。

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 さらに、素材が少し伸びますので引っ張りながら巻くと丈夫に仕上がります、そして、断面が半月形になっているため虫の体節を想わせるような感じになります。

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 テンカラは、魚を得るための手段として各地で創意工夫されたため秘伝的なところもあって、地方色の濃いものが多かったんですが、最近のフライフィッシングが盛んになった事によりテンカラ毛ばりにも変化が出てきたような気がします。
 それが悪いというのではありませんが、ただ、虫に似せた毛ばりばかりを追求していきますと、最終的には本物の餌にたどり着いてしまいますね。
 必ずしも虫に似ていなくても、一瞬エサと思って飛び付く毛ばり、テンカラにはそんな面白さがあるような気がします、魚を得るために始まったテンカラ、毛ばりも漁具の一つとして堅牢さも必要だと思い、形だけは伝承風を残して使ってみました。




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2017-06-28  毛ばり 

カケスの羽の毛ばり

 テンカラ毛ばりに興味がある方、お待たせしました!

 以前、川岸で拾ったカケスの羽の事を記事に書きましたが、巻いた毛ばりが見たいとのお話がありましたので、私の「爺さん毛ばり」風に巻いてみました。
 
 ブルーの色は「空飛ぶ宝石」と言われるカワセミの羽の色に似ていてきれいですね。

 写真は少し演出してありますが、神秘的な毛ばりに巻けました。
 
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 なかなか毛ばりに調度よい羽が無いですね、この羽、外弁に模様があるものが多いので、内弁の部分を取り除き、羽軸を硬いもので潰して使いました。

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 鍼はハックル径が大きくなりますので袖の長めの#12を使いました。
 巻き方は以前何回もUPしていますので省略します、右は羽軸に対して両側に模様があった物の羽の場合です。
 きれいな模様の裏側は黒ですので、羽をひっくり返さないように巻く難しさがあります。

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 さらに大きな羽の場合は、羽軸が太いので、二つに切り開きます。

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 裏返して、羽軸の芯にある白いものをかき出しますと、羽軸が薄くなりますのでこれで巻くことが出来ます、このような羽の場合は羽の先端から巻くのがコツです。

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 こんな風に5本だけ巻きました、よろしかったらご意見をお聞かせください。

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 水の中では瞬間的には黒く見えるだけだと思います、特別良い毛ばりと言うではなくて、珍しい毛ばりとして眺めて楽しむ毛ばりかもしれませんね。

 それから、先日、私のブログを見ていると言うかつての職場の後輩に会いましたら、小さな画像の時は見えにくいと言われました、当然、みんな知っていると思ったんですが、私の画像は画像上でクリックして頂ければ、さらに2段階で大きくなりますので参考にしてください。

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プロフィール

名前 : ハックル70
山国 信州に住む老人です、奈良井川・木曽川水系の川や山を楽しんでいます、どうぞよろしく。

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