2018-07-04  毛ばり 

大きすぎる羽は逆さ毛ばりに

 ブログネタの無い時は、毛ばり記事ならすぐ間に合います、しかし、似たような記事を繰り返すだけです。
 腰痛がひどくなってからあまり外出は気が進まなくなって、暇さえあれば毛ばりを巻いたり解体したり、この部屋の小型の掃除器は羽や糸くずでたちまち詰まってしまいます。

 さて、テンカラ毛ばりにはメスキジの羽が良いと言われますが、メスキジは禁鳥で狩猟の対象ではないのでなかなか手に入らないものです、このメスキジ、フライマテリアル的に言えばヘンフェザントという事になり市販されていますが私は買ったことが無く、キジの剥製の羽を使っています、しかし、大きさの関係で順毛ばりに使える部分は少ないですね、そこで、今回は大きめの羽を逆さ毛ばりとして使う方法です。
 羽の大きさは、左が逆さ毛ばりに使える大きさ、右が順毛ばりに使える大きさかと思います、具体的にはノギスでご覧になればわかりますが30mm位までは逆さ毛ばりで使えますが、一般的な順毛ばりには22mm位が格好良く巻ける範囲かと思います。
 あくまで私の考えですが・・・・。

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 今回は、この30mmの羽を使う逆さ毛ばりです、鍼はマルトc46FW#12です、特にウエットとして巻く訳ではないのですがビーズヘッド2mmを使います、これは羽の広がりを調節するための物です、ビーズは通常とは反対に差し込みます、赤のスレッド6/0で下巻してヘッドセメントで固定してヘッドの出来上がりです。

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 ヘッドが出来たら羽を巻くための下巻をします、羽の大きさによってヘッドからの距離を長くします、ここに巻き込んでハックル径を小さくするためです、羽を裏返しに止めて二つ折りにして針先に向って巻いていきます。

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 今度は、ヘッドに向って羽を倒しながら巻き込んでいきます、これで大きな羽を小さく使うと言う意味が分かると思います、針先の方はそのままスレッドで押さえて使っても良いのですが、きれいに尾っぽを作るなら不必要な部分をカットしてもいいですね。

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 胴を作ります、何でも良いのですが、私はスレッドで形を整えてストリップドピーコックを螺旋状に巻いて体節風に作ってみました。

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 脇の部分はピーコックハールをスレッドで縄状に縒って巻いて仕上げます。

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 ハックルが大きすぎると言う声も聞こえてきそうですが、全く関係ないと私は思っています、歳を取ると耳が遠くなるし、聞く耳を持たなくなり頑固になるのです。

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 出来上がりました、メスキジの微妙な柄が何とも良い味を出しています、これは人間から見た感じでお魚さんは何と思うか知りませんが、良いじゃないですか、想像して楽しむ、こんな釣りの楽しみ方もあっても良いと思いますね。

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2018-06-28  毛ばり 

レネゲイド風毛ばりに自信

 私の生まれ故郷の山奥で昔から使われていたという毛ばりが、何故かフライのレネゲイドに似ていて驚いた事は、以前、このブログでも紹介してありますが、義兄の物置から出てきた毛ばり こちら を参考にして、今風のマテリアルで工夫して巻き、初期の源流で試したところなかなか良かったです こちら 、 しかし、先日の釣り大会の残り物をこの毛ばりで狙ってみたところ全くの期待外れでした、そんなはずはないと再度源流に行って試す事にしました、この毛ばりは、今回からまた に出してありますので責任があるのです。
 いつものように隊長は山菜採りです、今の時期はシオデかミズ、ワラビでしょうが、もう食べ飽きてあまり採る気もないのに山の中にいるのが楽しいようですね。
 川は危なくない小さな沢です、長いラインは振れませんので、テーパーラインの細い方から1mを使い、ハリスは50cmです。

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 最初のポイントで来ました、小さいですが釣れます、使った毛ばりはこれです。

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 まあまあの型の物も釣れますが途中でバレるものも多いです、何故か? この鍼、長さの割に鍼のフトコロが狭いそんなことも原因か、それとも二段目のハックルが鍼掛かりに邪魔になるのか、サドルハックルの為毛が少し硬いか? いろいろ考えながら釣ります。

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 しかし、バレが多いと言う事は、裏を返せば反応が良いと言う事にもつながりますしね。

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 大物かと思ったらこんな所に針掛かり、どうやら跳ね上げが早すぎるか、今回も相変わらずのタタキ釣りの為、もう一拍リズムを遅らせてみました、何となく良い感じです。

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 一時間半位の釣りでしたが、この毛ばり、意外とイケそうだと言うのが私の感想です、何十年も前に三途の川に釣りに行ってしまった新宅のおじさん、伝承してきて今は猟も釣りも止めてしまった義兄の為にも残していきたいものです。
 14匹位掛けましたが毛ばりは全く無傷です、今度はもう少し簡単に作らないと長持ちして店で売れなくなってしまいますね。
 
 毛ばりの呼称も、レネゲイド風ではあまりにも抽象的ですので、「オジサン毛ばり」と命名しようかと思っています。
 途中から少し大きなのも釣れましたので、夕食のおかずにと少しだけ持ち帰ってきました。

 キイチゴも沢山ありましたが、家ではラズベリーが穫れ過ぎて困る位ですので、直接口に入れてきました。

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58_(23)_convert_20180627144101.jpg 鍼の大きさや形状など変える方法もあるかと思いますが、長年使われてきたこの毛ばりを2.3回の釣りで判断するのは先人に対して失礼でもあり僭越でもありますので、今後もあまり変えない様にしようと思っています。








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2018-06-15  毛ばり 

手の動くうちは毛ばりを巻こうか?

 以前、店から依頼されて毛ばりを巻いていたのですが、そんなに売れるものではないのに、噂を聞きつけて新たに参入してきた人も現れ、競争してまで巻くことは無いので、これ幸いと高齢を理由に止めていたのですが、先日、店から電話があって「爺さん毛ばり」が欲しいとの問い合わせが度々あるから、体調が良ければまた巻いてもらえないかとの事です、まともに聞けば嬉しい話ですが、私のいい加減な毛ばりを結構なお値段で売っていたようで、決してそんなシロモノではないので出来ればもっと安く売ってもらう事を条件に承諾しました、もちろん私も価格も下げる事にしました。
 餌釣りでも餌代として野口さん1枚近くは必要ですが、毛ばりでも仮に数本ロストしてもその位で収まるのが理想的でしょうね。

 そうなるとマテリアルの調達です、今ある在庫は自分用やメールで注文があって巻く位でしたら十分ですが、店に出すとなると少し買い増ししないといけません、私はほとんど材料はヤフオクで入札して買っていますが今回は運が良かったです、ドライ毛ばりの依頼もあるかもしれませんのでサドルも欲しいと思っていたところ、METZサドルクリーム#192121は定価税別9,800円しますが、これがヤフオクに出ており運よく3,000円で落札、しかも送料無料です、多分、クリーム色に人気が無かったのでしょう。

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  幸い、このブログでも何回もUPしているように、私にはハックルを染める方法があります。
 一言でいえば、染めたい羽をこの染料に原液のまま一晩位浸けてあとは水洗いすれば見事に染まるのです、ですから白系のこのサドルハックルは私にとって都合が良いのです、さっそく一部を抜き取って黒く染めてみました、これで200本以上は巻けますね。

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 今回、主力に巻く毛ばりです、オスキジ、メスキジ、オスキジの逆さ毛ばり、レネゲイド風毛ばり、と巻くには厄介な物ばかりです、少し沈むように工夫してありますのでイワナに良いような気がします。

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 下の写真の様な市販のコックネックやサドルで巻くドライでしたら簡単に巻けます、アマゴなどにはこの方が良いかもしれませんね。

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 歳とともに山や川に出掛けても歩くことが出来なくなってきました、しかし、釣りは好きですのでせめて手先だけでも釣りにかかわって行けたらなんて思うようになりました、とても採算の取れるものではありませんが、「あの毛ばりで釣れましたよ!」の一言を聞けば自分が釣ったよりうれしいものですね。


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2018-06-03  毛ばり 

頑丈なイワナ専用毛ばり

 テンカラ毛ばりについてはしばらく休んでいましたが、いよいよテンカラの最盛期になりましたので、毛ばりについて、また出まかせの事を書きます。
 私のテンカラ釣りはほとんどイワナですので、少し沈め気味に流しますし、打ち込みが強いので毛ばりの傷みが激しいです、テンカラの面白さの一つに、釣り大会の残りとか放流イワナなど餌で入れ替わり立ち替わり攻められた後でも、何故か毛ばりには良く反応し数釣りする事があります、そんな時も長持ちする毛ばりが欲しいものです。
 職業釣り師が好んで使ったという雉の剣羽の毛ばり、もしかしたら釣れる毛ばりというより頑丈さを求めたのかも知れませんね。

 そこで、いかにも釣れそうな伝承風の毛ばりで丈夫な毛ばりに巻いてみました。
 以前にもちょっと紹介しましたが、傷みやすい胴の先端をビニール製のVリブというものを使います、各種の色がありますが私はオリーブの半透明の物を使いました、イワナ専用ですのでビーズヘッド2.3mm、鍼はマルトのc46FWの#12、スレッドは茶色を使ってそれが透けて浮き出るようにしました。

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 胴の部分はピーコックハールをスレッドと縄状に縒って巻きさらに荒巻で押さえます。

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 ハックルは雄キジの首の部分です、ハックルの径が20~23mm位が格好が良いですが、毛足が長くても釣果にあまり影響が無いような気がします。

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 この羽の場合は先端から折りこむように巻きます。

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 左はスタンドの光、右は自然光です。

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 毛足の長い毛ばりが嫌いな人は、コックネックかサドルを使えば簡単に巻けます、この場合は羽の付け根の方から巻きます。

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 この毛ばりをさっそく試す時がやってきました、日曜日に上の孫が松本で試合があるので見に来ている母親(娘)だけ一晩泊まると言う連絡がありました、孫は団体行動の為家には泊まれないようです、ババは山菜を食べさせてやりたいと言うのです、なんだかんだと理由を付けて山に行きたいのが丸見えです。
 例によって、林道に車を止めて私はその上流を少しだけテンカラのつもりでしたが、目指す場所には軽トラが一台、地元のおじさんが居て「さっき諏訪ナンバーの二人連れが降りてきて帰ったからここは駄目ズラ」という、どうやらおじさんも先を越されて引き上げる所だったようです。
 私は毛ばりの試験釣りなので一匹でも釣れればと思って入ってみました。

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 きましたねぇ~、調子よく釣れます、11時近かったんですが毛ばりは日中の方が良い事は度々ありますね。

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 もちろん、ビクは持っていませんので木の枝に差して持ち帰りました、娘はあまりイワナを食べないですが、から揚げでカリッとあげてやれば食べると思います。

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2018-04-28  毛ばり 

コゴミ採りと毛ばりテスト

 私は、いろいろな毛ばりを巻いては自分で試してみるのが好きです、巻く毛ばりのほとんどは雉の羽ですが、その中で昨シーズンの終わりにサドルで巻いたフライのレネゲイド風の毛ばりがまだ試した事がなく気になっていました、渓流はヤマブキの花も咲き始めボツボツ魚の活性も上がってきただろうと試す事にしました、例によって隊長と山菜採りを兼ねての釣りです。

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 コゴミは川の近くに群生します、私の得意の場所は川の向こう岸で、川を横切らないと行けませんので良い物が採られず残っています、川は先日の大雨で増水しています、ウェーダーを履き隊長をオンブして渡してやりました、腰にきます。
 採るには少し時期が遅く、大きくなったものが多いです。

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 良い物だけ選んで採りました、この位の物が最高ですね、一株全部採らず半分位残すのが来年の為に良いですね。

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 ハリギリは調度良いですが、タラノメ、コシアブラはまだ少し早いようです、そこそこ採れましたので私は車に戻り毛ばりの準備です、この川、薮沢のうえ水量が多すぎます。

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 テンカラ竿は振れる状態では無いので、チョウチンです、餌釣りと同じ1.2m、0.5号の糸に毛ばりを結びオモリは1号を付けて泡の少ない淀みを狙います、水量が多くてなかなか難しいですね。

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 開始して約20分、なかなか釣れず、まだ早いのか?やっぱりこの毛ばりでは駄目なのかと思った瞬間小さいながらも釣れました、胴長のうえフトコロの小さなこの針、バレが心配しましたが二段目のハックルを小さめにする事で良いようです、何故、西洋のレネゲイドに似た毛ばりが私の生まれた山奥で昔から使われていたのか不思議でなりませんね。

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 胴長のためハックルが口外に出る為か、毛ばりの傷みも少ないようです、1時間ほどで小さいながらも5匹釣れました、今日はすべてリリース、ご協力いただいたイワナ様に感謝です。

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 見晴らしの良い高台で昼食、毛ばりテストは上々、山菜も上々、御嶽山も上々、昼食はビール付きなら上々ですが、数年前心臓を悪くしてから止めましたので中々です。

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35_(8)_convert_20180427055330.jpg 結果に気を良くして、このレネゲイド風毛ばりを量産?に入ります、毛ばりは店に出すのは止めましたが、時々欲しいとの問い合わせがありますので、ある程度巻いておかねばならないのです、関心がある方は少しでしたら材料費でお分けします、拍手コメントにメールアドレスを載せて非公開で投稿して下されば詳細をお知らせします、ただし、あくまで参考程度の毛ばりであることをご承知くださいね。


















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プロフィール

名前 : ハックル70
信州 に住む後期高齢者の老人です、奈良井川・木曽川水系の川や山を楽しんでいます、どうぞよろしく

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