2015-01-31  釣り道具 

ビク作り総集編

大分前ですが、渓流釣りのビクの作り方をUPしましたら、いろいろな問い合わせがあって、驚いています。
画像を送って説明してあげればいいのですが、恥ずかしながらメールに画像の添付の仕方を知りませんので、このブログを使って要点だけ再び説明いたします。

その前に、すでに作っておられるお二人から画像が送られてきましたのでご紹介いたします。
左がつりきちさん、現在は餌箱に挑戦しているとのことです、右側が新潟のI・Tさんです、すでに一部は完成していますね。

・エ・オ縺輔s_convert_20150129185231・ゥ・ゥ縺輔s・胆convert_20150129185316




説明

それでは竹ひごからですが、私は孟宗竹の太くて節の間隔の広いものを使いました、若竹でなく2.3年経った物の方が曲げるとき強いような気がします、色が少し黄色くなったもので判別できます。
ビクのサイズは8センチ×25センチで高さは好みで決めます。
したがって、竹ひごはすべて8センチと25センチで印をつけて曲げます、これは内側でも外側でもサイズを変えてはだめです。
出来るだけ薄く削るのがコツで乾いて来れば意外と厚いものです、縦の柱になる部分や口の周り部分は若干幅広にしますので、竹は太ければそれだけ薄く出来ます。

16+(1)_convert_20150129185356.jpg16+(16)_convert_20150129185426.jpg16+(2)_convert_20150129185452.jpg

半田ごてでうまく曲がらないよ、と言う問い合わせが多いですが、曲げる位置はもちろん鉛筆で印を付けてあると思いますが、幅広の物なら印より2㎝位放れた所から交互にあぶります、コテを直接当てれば焦げてしまいます、竹の皮の方から出る油を確認しながら、コテの温度で徐々に曲げるのです、いきなり中心に当てれば焦げて割れてしまいます、横に差し込む竹幅は8㎜位がやり易いですね、焦せば弱くなります、曲がったらそのまま放置すると戻ってしまいますので、輪ゴムで組み立てまで止めておきます。

16+(6)_convert_20150129185521.jpg16+(7)_convert_20150129185554.jpg16+(8)_convert_20150129185621.jpg

一番の難所底の部分ですが、柱になる7本のうち3本は底は組み込みません、その代わり8㎝の薄い竹を利用して底を作って底を完成し3本の柱はその上から途中から横ヒゴで組み込んで行きます、横ヒゴも一番下からではとても無理ですので幅広の物で両端からはめ込むようにします、一番上の写真左の真ん中辺にあるものがそれです、この部分は細いヒゴで通常のビク作りのように一定の高さまで巻きあげて行く方法もあります、たとえば根曲がり竹みたいなもので下の方だけ巻きあげて行く方法です。

16+(15)_convert_20150129185653.jpg16+(17)_convert_20150129185720.jpg16+(10)_convert_20150129185755.jpg

写真に使ったビクの横ヒゴは隣の家の黒竹を使いました、細いので曲げるには強いですね、ただ、節の間隔が狭いのでうまく合せるのに苦労しました、まるで機織りの苦労でした。

16+(12)_convert_20150129185826.jpg16+(13)_convert_20150129185924.jpg16+(14)_convert_20150129185951.jpg

16+(3)_convert_20150129190023.jpg16+(4)_convert_20150129190057.jpg16+(5)_convert_20150129190123.jpg

口の部分はステンレスの針金に籐を巻いて隙間の目隠しにしました、この辺はアイデァで電線を使っても良いし、止めるのは銅線を数回巻いて、はんだごてで内側で止めてしまう方法でも良いです。

箱の真ん中の、開閉する蓋は面倒ですので無くても良いです、年間1匹だけ飛び出した経験があるだけです。
このビクはすべて私の考えで作ったもので見本があった訳ではありませんので、さらに改良の余地は沢山あると思いますので作られる方は頑張って下さい。

左は以前からUPしている記念の為の保存用です、右は簡単に口の部分は、園芸用の柔らかいカラーの針金で穴埋めした予備のビクですので、実用的だけの物ですので少し雑です。

16+(18)_convert_20150130093755.jpg16+(19)_convert_20150130093823.jpg



なおこの画像はクリックで1350PXまで拡大出来ますので、大きくしてご覧ください。










                                                

コメントの投稿

非公開コメント

No title

おはようございます
凄い逸品です 私なら完成までに5年かかるか
途中で挫折するでしょう
角のアールの仕上げもお見事です。

テクニカルゲーム さんへ

おはようございます。

現役の頃、仕事そっちのけで考えていました、今ではもう出来ませんが、今考えれば良くやったものだと自分でも感心します。

No title

おはようございます。

ビクの記事、今回細部まで写真アップしてあるのを見ると凄いですね。

孟宗竹と黒竹と籐と木と鋲と、色の組合せも素敵ですね。美しいです。
実用ビクとて、竹と銅線とコイル針金で爽やかな外観で素敵です。

職人技

おはようございます。
竹編みの部分ももちろんですが、蓋兼エサ箱の細工も丁寧で、これを見本なしで作られるとは・・・ただただ感嘆するばかりです。
黒竹はなんとも言えない渋みがあっていいですね。
これ、製作期間はどれくらいなんでしょう?

No title

おはようございます。
いつ見ても素晴らしい出来栄えのビクですね♪
皆さん頑張って作られている様子ですね♪
確かに作成方法が解れば細い根曲がり竹なども入れれても綺麗ですよね。
色々と勉強させて頂きましたm(_ _)m

マンボウ さんへ

おはようございます。
雪かきで腰が痛いです、それにゴミステーションの当番ときてこちらの雪かきも、運が悪いです。

箱の鋲は釘を隠す為の物ですが、良いアイデアでしょう。

リコプテラ さんへ

おはようございます。
お褒め頂きありがとうございます。
現役の頃は仕事終わってから夜中までやりました、仕事中もこの事ばかり、なんせ孟宗竹の厚い竹を1㎜位まで薄くしなければなりませんので、横のヒゴ作りに時間がかかります、ビク屋さんのように道具があればいいのですが、鋸とナイフだけです1カ月はかかるでしょうね。

山女魚さんへ

おはようございます。
こんなに面倒な事をしなくても、材料さえあれば骨組みは孟宗竹で横ヒゴは根曲がり竹など折れない物を使えば簡単でしょうね。
もう出来ませんが、作る人の参考になればと思っています。
ブログってすごいですね、数人から問い合わせがありましたよ。

No title

いつ見ても素晴らしい出来栄えですね。
細かい所までハックルさんの工夫・拘りが感じられます。
ヒゴを編上げて行くのもそうですが、前段階の材料を確保するだけでも大変そうですね。
以前私が作った葛の蔓でつくった魚篭は、保管が悪く全面かびてしまいました。
釣り道具に対する愛情・管理が足りなかったようで、ハックルさんを見習わなくてはと思います。

maburinさんへ

こんにちは。
アケビ細工のビクもあるようですが、水が浸みやすいのか、持ちが悪いみたいですね、
このビクも、底の角が岩などに当たって傷みやすいです、銅板で補強して使っていますが、毎年使っても5.6年は大丈夫でしょう。

No title

以前にも見たのですが再度アップを見るとプロに匹敵する出来栄えですね。
先日もビクを見に行ったのですがとても手が出ない金額です。自分は今も竹ビクを使用していてなんとか一つ手に入れないと思っているのですが残すところ自分で作るしかないのですがとてもとても自信と根気が無いのです。
この悩みしばらく続きそうです。
一つ作るとしたら材料の竹(直径12~13cm程度の真竹)でどのぐらい必要なのでしょうか?
3年ほど保管したもので3m30cmを持っていますが量の判断が想像つきませんもしある程度の予測が分かれば助言をお願いします(^_^;)

No title

おはようございます。
節と節の間隔が40㎝あれば比較的作り易いですね、節の位置をどこに持って行けば組みやすいか、それぞれ違いますので気の使う所ですが、竹藪から切り出して来る時は1m位にして切ってきます、割ってみると節を挟んで、私と同じように素性の悪いものが多いものです、この竹で骨組みだけ作って足りなけば、横に差しこむヒゴは細い竹でも折れにくいので、やり易いので良い事もあります。
尚、昔仲間の一人がホームセンターでプラスチックのコーナーに使う建材を2つに切って竹の代わりにして作りましたが曲げるのが楽なので、見事でした。

そんなに太いものでしたら1つは出来ると思います。

No title

ハックル70さんおはようございます。
ご教授ありがとうございます。もともとエサ入れか何か作ろうと何年か前に切りだして玄関保存してあるものです。
材料がたりるということはあとはどのように根気よく竹を薄くひごづくりするかですね。
ここが一番大変なのでしょうと言うか自分の一番の心配は根気の無さから材料をダメにして諦める結果になるのではという心配です(笑)
前に一度竹を割ったのですがとても使えるように割れなくて諦めた経緯があります。
気持ちなんとか一つを作りたい~~(^_^;)

幻の渓流師さんへ

お尋ねの件ですが、古い竹だとうまく割れて薄く削ぐ事が出来るかと言う事ですがやった事は無いので、まず竹をナタで割りますが、青竹だと柔らかいのでスパッと割れるのですが…、
この段階で巾2㎝位にします、次に、両刃のナイフで皮に近い部分に刃を入れて、割りますがナイフを左右にコジル事で、皮の方に裂けるか内側の方に裂けて行くか調整する事が出来ます。

私は取って来た竹は早めに割って乾燥させないようにビニールで包んでおき、暇を見ては薄くする作業をします、曲げる作業は乾いていても良いです。

No title

ハックル70さんありがとうございます。
竹の材料もあるので失敗を恐れず根気よくやろうと思います。
この指導のやり取りで自分にプレッシャーをかけて自分のお尻を叩きます(^^)v

No title

こんにちは。
10年以上前に、本に載っていた写真を見て郡上魚籠を作ったことがありますが、こんなに上手にはいきませんでした。
流石ですね~

かんぺ~さんへ

こんばんは。
今思えばいろいろやって来たもんだと、自分でも感心します、ただ、糸を垂らすだけが釣りじゃないといつも、釣りの事ばかり考えていました。
いわば変人ですね(笑)

流石ですね、美しい!!!

僕のつたないビクを載せていただいてありがとうございます。改めて拝見しますと、ハックル先生のビクは、やっぱり凄いですね。細部の造りがまったく違います!僕のはガタガタ。餌箱づくりにとりかかってはいるものの、1週間に1回の作業なので、全然進んでおりません。アマゴ解禁まであと1か月、これは急がねばー。

つりきちさんへ

こんばんは。
慌てることはないですよ、下の方なんか細い竹で編み上げるアイデアなんかいいですよ、もう基本がわかっていますから、何回も作っていますと羨ましがられるような物が作れるようになります、解禁に合わせることはないと思いますが。
プロフィール

名前 : ハックル70
山国 信州に住む老人です、奈良井川・木曽川水系の川や山を楽しんでいます、どうぞよろしく。

アクセスカウンター
カテゴリ
最新記事
リンク(順不同、敬称略)
ブログランキング
クリックして応援お願いします  釣りに関する人気ブログもご覧ください
日本ブログ村
ランキングは不参加ですが、お仲間のブログをご覧ください
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村 釣りブログ テンカラ釣りへ