2016-12-25  出来事 

堆朱の広蓋

 最近は、先の事を案じてか身の回りの整理をいろいろ始めていますが、先日UPした雛人形を片付けている時、座敷の廊下の奥に立てかけてあった広蓋が気になっていました、広蓋(ひろぶた)と言ってもわからない人もいるかと思いますが、縁の付いたコタツ板と言えば分かると思います、冬はコタツが暖房の手段であった昔は、人寄りの時はすべてコタツでしたので、冬場の人のおもてなしに欠かせないのがこの広蓋でした。
 今でしたら、ストーブなどがありますから冬でもテーブルで済ますことが出来ます、若い頃、家1軒持てば必要なものと思って大枚をはたいて買ったものです、近くの木曽平沢は、日本でも有数の漆器の生産地として古くから有名ですので良いものがあるのです。
 
 子供達に残してやればと思い聞きましたが、「それこそ要らない!」 頭に ”それこそ” が付きました、時代は変わったんですね。

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 堆朱(ついしゅ)のと言うのは、黒のうるしを凸状に散りばめ、それに次々と変わった色のうるしを重ね塗りをし、最終的に研いで平らにして模様を出すというものだと聞いていますが、その手間は大変な物でしょうね、家にも大小これだけありました、右の写真の模様は電灯の光でまだらに見えますが、本物はもっときれいなものです。

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 子供や孫が小さな頃は、1枚だけは使っていましたが、こぼしても布団が汚れず重宝しましたね。
 誰もいらないと言いますから、これからはもったいないなどと思わず、どんどん使う事にします、次第に子供に戻っていくジジ・ババには軽いし都合が良いですね。









                                                

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No title

おはようございます。
今朝はかなり寒いですが信州はこんなものでは無いのでしょうね(汗)
堆朱の広蓋初めて見ましたが写真を見せて貰うと綺麗なものですね♪
研ぎ出しは浮子でやってみましたが研いでみないと判らない一発必中作品ですからね。
客をもてなす和の心、本当に素晴らしいですね♪
勿体ないですが使ってなんぼですから職人の心意気を感じなが使って上げて下さいな。

山女魚さんへ

おはようございます。
木曽平沢は漆器の産地で国道沿いにいっぱい店がありますが、実際には旧道のほうが当時をしのばせます、私も日本刀の鞘の補修を何本かやってもらったことがおります、1本のは10万円かかったものもありました、長野オリンピックのメダルの一部にこの漆を使いましたね。

No title

広蓋は初めて見ました。
縁が付いていると、こぼれた時に外まで出ないからいいですね。
先人の知恵でしょう。
作るにも大変手間がかかりますので、購入すると高額でしょう。
家のお宝にもなりそうですね。
ただ、コタツでないと使えそうもないですね。

No title

おはようございます。
昔、木祖村でのスキーで宿がとれない時に奈良井宿で泊まった事がありますが、フト覘いた大阪屋という土産物屋さんに綺麗な漆器がイッパイならんでいたのを思い出します。
堆朱と似た技法が津軽塗にも有りますが、塗り重ねて砥ぎだした紋様は綺麗なものですね。

佐久っ子さんへ

おはようございます。
広蓋はこちらでは必需品でしたね、しかし、来客のときしか使いませんでしたすべて漆塗りですからもったいなかったのでしょうね、これからの生活ではあまり必要がないかもしれませんね。

マンボウさんへ

おはようございます。
この技法は箸などでも良く見られましたね、この広蓋も裏などを見ますと、布など貼って割れないように手をかけてありますね、漆器も今ではプラスチックなどに押されて難しいようですが、本物を求めるお客も多いようです。

No title

地方によって言い方も違ってきますね
「広蓋」----木曽地方の言葉ですか
此方は「炬燵板」が一般的な言葉に成ってます
作りが立派で使わないともったいないですね
家にも有った記憶ですが今は見当たりません。

No title

こんにちわ。
広蓋は知りませんでした.
縁が付いているのは見たこと有りますが,もっと高さが低いものでした.ハックルさんのものは高さがありますね.
漆器で有名なんですね.
漆器って贅沢で芸術的ですね.
綺麗な模様です.
このような物を楽しめるようになりたいです.

釣りお爺さんへ

こんにちは。
一般的にはこたつ板と言いますが、こたつで来客の接待などのときはこれを使います、おぼんの大きなものですね。
なかなか普段は使わなかったような気がしますね。

kinkan600さんへ

こんにちは。
漆は手入れも必要ですので、普段は使わなかったですね、冬の来客などのときに使ったような気がします、冬の大勢人よりのときなんかはこたつをいくつも並べて、その上にこの広蓋がいくつも並べられました、今はストーブがありますからテーブルでいいですが。

こんばんは。
恥ずかしながらツイシュもヒロブタも読むことが出来ませんでした。初めて見ましたが立派な塗装ですね。小さな盆でも高いですから、これは高そうですね。

不思議な模様

こんばんは。
これ、「堆朱の広蓋」という名前だとは初めて知りましたが、実家に全く同じ物があります。今は蔵にしまい込んであると思いますが。
私が子供の頃、コタツに乗せて使ってましたね。確かにお客さんが来た時用だった気がします。
子供心に「この不思議な模様はすごくきれいだから、きっと高級なものなんだろう」と思っていました。

七流釣師さんへ

おはようございます。
田舎の家ならたいがいあると思いますが、だんだん必要無くなってくるでしょうね、お膳なんかも家で婚礼などやりましたので20位はないといけなくて、本家の土蔵などに積んでありましたね、このこたつ板都合がいいですよ、私の家は朝以外はコタツでのんびり食事をしますのでこぼしても大丈夫なので重宝しています。

リコプテラさんへ

おはようございます。
昔は、伊那谷との交流は権兵衛峠を越えたり桑崎の牛首峠を越えたり盛んでしたから伊那のほうにも沢山流通していると思いますね、お米の穫れない木曽谷は伊那のお米、木曽からは木工製品などが流通したのでしょう、どんどん使うことにします。

No title

今日は。
「堆朱の広蓋」、立派なものですねぇ~
初めて見ましたが、画像を見ただけで高級感が分かります。
昔ならステイタスにもなったのでしょうが、今時の若者には必要ないんでしょうね。
大事にお使いください。mabu

maburinさんへ

こんにちは。
やはり寒い地域のものでしょうね、コタツが7カ月という生活では、飲食はコタツという文化から汁ものをこぼしても布団を汚さない、しかも軽いという生活の知恵だったのでしょうか、孫たちが来れば大きなもの、ジジ・ババでは小さなものと使い分けて使っていきたいと思っています。

No title

喉から手が出るほどのお宝ですね。
この作り方を以前にTVで見ましたがそれ以来本物を見たいと思っていました。
羨ましいお品ですもしもコタツを使わない家庭でもこれならば逆にコタツを使います。

幻の渓流師さんへ

こんばんは。
お宝と言うほどのものではないですが、子供の頃から人寄りの時などは日常的に見ていましたので、結婚した頃、ごく自然に買い揃えました、暖房の発達でコタツ文化が消滅するとは思っていませんでしたのでね、50年ぶりに普段使う事にします。
プロフィール

名前 : ハックル70
山国 信州に住む老人です、奈良井川・木曽川水系の川や山を楽しんでいます、どうぞよろしく。

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