2017-01-17  その他の趣味 

愛のかたち 

 何でも取っておく習性から少しは抜け出さなければと、動けるうちにいろいろな物の整理を始めてはいますが、これがなかなか捨てられず困ってしまいます。
 40年ほど前になりますが、拓本、特に道祖神の拓本を採って歩く趣味があって、県内いろいろな所を歩きました。

 信濃路には道祖神が多いです、中でも安曇野の道祖神は有名ですが、私の近くにも沢山あります。
 そんな道祖神の中でも山形村の道祖神には美しいものがあります、当時は採拓(拓本を採る事)していても地元の人は何も言いませんでしたが、少しブームになってから禁止する所が多くなりました、そのころ職場の仕事で広報誌を担当していた関係で、印刷業者と懇意でしたので、何かに使えるかと100枚ほど印刷したのです、和紙に印刷でしたので結構なお値段、印刷物ではなんの価値もないのに若さと言いますか、バカさと言いますか・・・・。
 それがこれです、欲しい人に少しお上げしましたがまだ7~80枚はあるズラ。

6_(1)_convert_201701.jpg

 山形村下大池、安政7年(1795年)の作です、道祖神には男女の愛のカタチを表現したものが多いですね、この道祖神は若い男女の優雅な顔立ちから、幼なじみの恋を詠んだ伊勢物語の恋心の歌から「筒井筒」と言われています、すでに何回かこのブログに登場していますので顔なじみ?かもしれませんが・・・・。

6_(4)_convert_201701.jpg これは、紙を網戸に貼って墨汁をスプレーで吹き付け黒く染めて、墨の代わりに銀粉をタンポンで打ち付けて採ったものです、写真が反射してよく写っていませんが、同じものでも変わった感じですね。




 これが実際の写真ですが、山形村HPからお借りしました。

6_(9)_convert_201701.jpg

 お寺や、神社の神々とは違った信仰の形、集落の入り口や分かれ道などに忘れ去られたようにポツンと祀られている道祖神の多くは顔などが摩耗したものが多いですが、立派な文化財ですね。

6_(8)_convert_2017011.jpg 以前にも紹介しましたが、上伊那郡辰野町堂村の道祖神です。
 モンペ姿で笑ったように見えるこの道祖神は拓本仲間でも人気でした。












6_(6)_convert_2017011.jpg そして、地名にも興味を持って行ってみた白馬村青鬼(あおに)の道祖神です、男性が杯を女性がヒョウタンを持ち、髪を飾った格好はあまり馴染みのない形ですが、何かいわれがあるのでしょうか。  



6_(5)_convert_201701.jpg 写真はこんな形になっています。






 採拓した道祖神は沢山ありますが、道祖神自体が長い年月のため顔かたちが傷んだものが多いです、今回は見た目にも美しいものだけを選んで載せてみました。


                                                

コメントの投稿

非公開コメント

No title

おはようございます。
今日もかなりの寒さの様子ですからご自愛なさって下さいね。
以前にハックルさんに教えて頂き拓本を知りました。
道祖神をカラー魚拓の様に写し取るので上手く採れているか乾かさないと判らない気がしますね(汗)
それに墨絵などもそうですが一発必中ですし墨の濃淡などは難しいでしょうね。

No title

おはようございます。
さすが、道祖神の本場ですね信州。
どれも柔和な顔が風化にも負けずに残されており、固い石をコツコツとノミとゲンノウで彫った思いが伝わって来ます。

山女魚さんへ

おはようございます。
全く山女魚さんのおっしゃる通りで、霧を吹きながら紙を密着させますが、墨を打つころ合いが肝心で、早すぎれば墨がにじみますし乾いてしまうと墨が乗りません、確実に細部まで採るというのではなく道祖神の持っている特徴などを強調して一気に採ってしまうことが必要ですね、標本とは違いますので省略する部分も出てきます。

マンボウさんへ

おはようございます。
道祖神はいろいろありますね、賽の神、道陸神、などとも呼ばれていますし、簡単なものはいかにも恐ろしげな奇岩、男女の性器に似た石、文字だけのもの、一番多いのは男女の肩を組んだり祝言の様子を表した双体道祖神ですね、神社やお寺まで行かなくてもすぐ近くで安産や幸せを願ったものでしょう。

採拓(拓本を採る事)

長野県は道祖神が多く祀られ歴史が有りますね
一時ブームで採拓(拓本を採る事)した
此方からも出掛けて行く人もいました
若者はその価値観が無いのか今は興味が無いですね、
是非保管して下さい、

釣りお爺さんへ

こんにちは。
一時ブームの時があって、市の拓本研究会に加入してあちこち歩きましたが、そのほとんどは詩歌でしたので、私は道祖神だけに興味がありましたので単独行動が多かったですね、子供たちも全く興味がないようですのでまとめてしばらくは保管しておきます。

No title

以前もブログに登場していましたね。
道祖神の姿をこれだけハッキリ写す技術は流石だと思います。
写真と違って暖かさがありますね。
道祖神は二人が並んだ物が多いようですが、何か訳があるのでしょうか。
昔からある道祖神ですが、風化していき、いつの間にか忘れられてしまいそうな気がします。

佐久っ子さんへ

こんばんは。
佐久の方にもあると思いますが、なかなか顔のきれいなものはないですね、ほとんど男女の肩を組んだ格好か祝言の様子をかたどったものが多いですね、家族円満、子宝安産、五穀豊穣など農民の身近な願いを込めたものだったのでしょうね、大切にしたいものです。

No title

今晩は。
高校時代によく石碑の詩を採ったものでした。
なかなか貴重なものですから、博物館のような所で保管・展示してもらえると良いですね。
断捨離、私もなかなか進みません。mabu

こんばんは。
そちらに行きますと、土産屋にズラリと蕎麦が並んでいますが、道祖神蕎麦ってのもありますね。
安曇野が道祖神で有名なことからのネーミングなんだと、今気付きました。

maburinさんへ

おはようございます。
私の場合は、どちらかといいますと飾るに良いような採り方をしておりますので、資料としての価値は全くありませんので駄目ですね、趣味として楽しんだだけで良いです。

七流釣師さんへ

おはようございます。
安曇野を散策するのがブームの時期がありましたからね、そのなかで道祖神めぐりなんてのもありました、こちらでは馬頭観音なども多いしきちんと保存して頂きたいものです。

No title

どれもとても良いものですね。
なかなか目に出来ないので自分は貴重と思います。
それぞれが優しい目をしていますね。

幻の渓流師さんへ

こんばんは。
昔の道楽ですが、当時は真剣でしたね、飽きやすくて困りものでしたが釣りだけは続きました。

これからも

こんばんは。
道祖神にもいろんなものがあるんですね。
今回並んでいるものは、朗らかな雰囲気で額に入れて飾りたくなりますね。特に辰野町のものは表情もやわらかく、ちょっとユーモラスな感じもして好きです。
20付の記事にてコメント欄を閉じられるとのこと。
コメントできなくなるのはちょっと寂しいですが、これからも読ませていただき、いろいろ勉強させてもらいます。
お体大事にして、暖かくなったらまた釣りを楽しんで下さい。

リコプテラさんへ

おはようございます。
おっしゃるとおりで私も額に入れる目的で顔の整ったものばかりを採ってきました、本当に歴史を重んじる姿とは程遠い趣味でした。
拍手をクリックしていただきますとコメントできます、新たにオリジナルの拍手欄を設けましたのでご活用ください。
プロフィール

名前 : ハックル70
山国 信州に住む老人です、奈良井川・木曽川水系の川や山を楽しんでいます、どうぞよろしく。

アクセスカウンター
カテゴリ
最新記事
リンク(順不同、敬称略)
ブログランキング
クリックして応援お願いします  釣りに関する人気ブログもご覧ください
日本ブログ村
ランキングは不参加ですが、お仲間のブログをご覧ください
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村 釣りブログ テンカラ釣りへ