2017-03-05  渓流釣り 

釣りと観光

23_(13)_convert_20170303194948.jpg 先日、信濃毎日新聞にこのような記事が載りました。    
  国内の750万人の釣り人口に着目して、釣りを核として観光振興を進めるというものです。
 もちろん長野県ですから、川と湖と言う事になりますが、確かに漁協だけではなかなか多様化した釣り人を満足させるのは難しいでしょうね。
 
 渓流釣りについて「渓流資源増大技術開発事業研究報告書 」を読んだことがあります、調度、漁協のあり方についても書かれており、とても参考になりましたので、少し端折ってご紹介します。

 「渓流釣りといえば、かつては餌釣りやテンカラ釣りが多かった、ところが、最近ではルアーやフラ イ釣りが増加し、 また、渓流釣り師のニーズの主流は、以前は「たくさん釣りたい」や「釣った魚を食べる」であった。
 しかし、最近はこのような考え方だけでなく、「自然の豊かな川で釣りたい」、「数は少な くてもいいから、きれいな魚を釣りたい」、「その川にもともといる天然魚を釣りたい」、「キャッ チ・アンド・リリースで釣りたい」、「他の釣り人に邪魔されずに、のんびり釣りたい」というように多様化してきた。 さらに、釣れた魚を全部持って帰って食べる人もいれば、釣れたもののうちから数尾だけ持ち 帰って食べる人もいる。釣れた魚を生きたまま全部川に戻すキャッチ・アンド・リリースの人もいる。 このように、釣り方だけでなく、魚に対するニーズや、魚への接し方も多様化が進んでいる。
 前述のような多様な価値観を持った遊漁者たちが同じ場所で一緒に釣りをすると、どうしても不満が出て来る。不満を持った遊漁者は その川から離れてしまうのである。
 次には、 漁協の経営と社会的機能があげられる、近年、渓流域の漁協の経営状況は芳しくない、魚の少ない釣り場に遊漁者は来ないのである。
 魚が減った原因として、開発行為(堰 堤やダムの建設、林道建設、森林伐採等)に伴う生息環境の悪化や遊漁による乱獲がある。地域によってはカワウによる食害もある。
 この他にアユの冷水病の影響もある。アユの漁業権を有している渓流域の漁協は少なくない。 しかし、冷水病の伝播以降、アユの放流にかかった費用を漁業権行使料や遊漁料として回収できていない漁協が非常に多く、渓流魚の放流に回す分が少なくなる場合もある。
 漁協は経営体としての側面を持っている。経営が悪化した漁協の中には十分な放流も出来ないところも出てくるのだ。
 そのいっぽうで、遊漁を通して地域に貢献している漁協も少なくない、漁協は川と魚と釣りと いう多くの国民が欲している資源とレジャーを提供する能力を持っている。今後の漁協の役目のひとつとして、社会貢献がある。釣りは数多くの国民が楽しむレクレーションである。
 遊漁者に 喜ばれる釣り場作りもこれから大切である。また、遺伝的多様性の保全の観点から、天然魚、すなわち在来個体群の保全も今後の漁協の社会的機能のひとつとして期待されている。」

 ごもっともなご意見です。

 そして、これは先日の解禁の日の事ですが、釣りを始める前にH氏と車の中で昼食を取っていたら、釣り人らしい2人連れが車を止めて「釣れますか?」「いや!これからですが」「俺達は遊漁券を買って泊りがけで来ているが1匹も釣れない、釣り歴46年だがこんなことは初めてだ、漁協に文句言ってやる!」 と息巻いて居ました、釣果を遊漁券の対価とみているようです?、たしかに釣れた方が面白いのは事実ですが、渓流釣りは釣れる時もあれば全く釣れない時もある、それが渓流釣りと言うものなのに、俺は46年も釣りをしている名人なのにおかしいと言わんばかりのお言葉でしたがサミシイですね。

 ならば、大勢の釣り人が、釣りを楽しむ為にも区間を決めて養殖魚を放流して、初心者でも46年の名人?でも釣れる観光的な釣りを考えていけば良いと思います、釣れる人が必ずいますから、釣れないのは漁協のせいという不満も無くなります。
 これからは、意外とこんな方法が漁協のあり方であり役目となるかも知れないと思った次第です。

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名前 : ハックル70
山国 信州に住む老人です、奈良井川・木曽川水系の川や山を楽しんでいます、どうぞよろしく。

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