2017-10-21  毛ばり 

大きな羽を小さく巻く

41_(1)_convert_20170906105316.jpg 以前、読者のtamaさんから、毛足の長い羽を短くして巻く方法のご紹介を頂きました、その節はありがとうございました。
 これがその巻き方が紹介されている動画です、 シマザキスリットステージ 
 世の中には考える人もいるものですね、理屈は分かりましたので、いつかキジの羽の様な硬いものでも可能かどうか似たようなものを作ってやってみようと思っています。
 私はキジの羽と言っても首の部分の毛足の短い部分だけ使うだけですが、1羽でもそんなに沢山取れません、少し大きなものを含めますとこんなに沢山になってしまいました。

 今日は、私なりに考えて、通常巻くのと変わり無い巻き方でハックル径を小さめにする方法を紹介します。
 鍼はシャンクの長い#12です、少し重みを付けるためレッドワイヤーをアイから5ミリほど離して巻きます、これは最後にハックルを広げるためにも必要です、その意味は後でわかります、そして、いつもの様な胴を作ります。

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 開けた5ミリの中間からアイに向って巻き上げて行きます。

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 ヘッドからボールペンの芯を抜いたものを差し込んで、毛を均等にするようにします、指で押さえて胴に向って巻き込んでいきますと首の長い部分でハックルの径を若干小さく出来るのです、最初巻いたレッドワイヤーに締め付ける事で羽が開きます。

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 ここまではいつもの巻き方と同じで、単に首が長いというだけですが、今回のアイディアは首に襟巻をして、この長い首を格好良く見せようと思うのです、襟巻はピーコックです、スレッドと縄状によって巻きます、そして、先端は赤のスレッドを巻いて見ました。

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 こんな感じに出来上がりました、これだって良いじゃんね!

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2017-10-15  毛ばり 

キジの剣羽を巻く 2

 渓流釣りシーズンも終わり、何となく気の抜けた状態の人も多いと思いますが、そんな方は毛ばりを巻いてみませんか?
 毛ばりは何でも良いと言う釣り人も多いですし、確かにこれが絶対という魔法のような毛ばりは無いとは思いますが、渓に思いを馳せて巻くこの時間は、釣りをしている時と同じで、雑事を忘れ無心になれて楽しいものです。
 前回UPしたキジの剣羽の毛ばりは、実際に使ってみてそれなりの良い毛バリであるという事は私なりに実感しました。
 しかし、風切り羽と言われる羽は1羽から2枚しか取れないと言う事ですので、毛ばりに巻くのは現実的に無理ですね。

 私は、親戚の鉄砲撃ちや義兄の仲間にお願いして獲ったキジを解体する時、首の部分だけちょん切って頂いていましたが、翼の方までは貰っていませんでした、しかし、義兄からもらったヤマドリの剥製がありましたので、毛足の長さなど調べてこの部位では駄目だろうかと巻いてみる事にしました。

  部位的には小翼羽と言うのでしょうか、この外弁の部分だけを使うというのです。

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 羽の先端から裂きますとうまくいきますが、問題は羽が大きいので裂いた部分にも羽軸の一部が多く残ると言う欠点があります、仕方ないので裏からカッターで芯の白いものを取り除きますがこれがまったく厄介なものです、何とかつけまつげ状にしました。

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 つけまつげの先端から巻きました、羽軸が太いのでヘッドが太くなってしまいます。

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 何とか出来ましたが、なかなか手ごわいですね、姿恰好は風切り羽を巻いたものと同じではないかと思いますが、いかがでしょうか。

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  話は全く変わりますが、先日拾って来て畑に埋けておいたオニクルミを掘り出しました、皮は完全に腐っていますのでコンテナに入れて奈良井川で長靴を履いてゴシゴシと踏みつけてきれいにしました、カメラを忘れて行き画像はありません。

 右の写真のように黒く皮が落ちないものは、中身も完全な物ではありませんので捨てた方が良いです。

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2017-10-05  毛ばり 

キジの剣羽を巻く 1

 テンカラと言えばキジの剣羽にゼンマイの胴が昔から良いとされていた毛ばりですが、今は便利なマテリアルがありますし、巻くに厄介な剣羽はどうしても敬遠してしまいます。
 なぜ剣羽が良いのか、昔の釣り師は、数を釣るためには毛ばりが丈夫であることが第一条件だったと思います、山の集落では釣りも猟も同じ人がやっていたとみるのが自然ですし、当然、猟で得たキジの羽などは格好の毛ばりの材料となったのでしょう。
 今の時代でもこの毛ばりに興味を持つテンカラ師多いのは、丈夫さ以外にも、日本古来の釣師の誰にも教えない秘伝的なものに対するロマンみたいなのもあるのも一因かもしれませんね。

 以前、義兄からもらったキジの翼羽の先端、いわゆる風切羽と言われる部分ですが、これがそうだろうかと疑問を持ちながらも取っておいたのが2本ありました、今回、ズクを出して巻いてみる事にしました。

 これです、もし一羽で2本しか取れないという部位でなくても、剣羽には変わりないので巻いて見ます。

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 羽の先端の方から二つに裂きます、片方には芯が残りますので、カッターなどで削りさらに硬いもので潰して巻きやすくします。

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 スタンドが電球色で、色が若干違います、胴はストリップドピーコックとゼンマイの組み合わせです、最初に羽の根元の方から巻いて見ました、初めてですのでどちらが良いかわかりませんがこんな感じになりますね、もう少し羽の本数を減らすのでしたら、巻く長さを短くします、その方が巻きやすいですね。

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 今度は羽の先端から巻いて見ます、胴の方に短い羽が出ますが、どちらが良いかもう少し巻いて見ないと分かりませんね。

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 羽の丈夫さを確認するため、2本はビーズヘッドを使い重い毛ばりにしてみました、4本巻くつもりでしたが1本は失敗です、さて実釣はどうなりますかいつか試してみます、しかし、この毛ばり私にはなかなか手ごわいですね上手く巻けませんでした。

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 この記事は以前下書きしておいたものです、実はその後にこの羽の毛ばりのテストをしてきたのです、その時の記事がこちらで公開してあります。


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2017-09-08  毛ばり 

ゼンマイ胴

 毛ばり巻きも歳とともに手の震えや目の衰えなどから、最近はめっきり駄目になってしまい、店から頼まれて委託と言う形で販売していた毛ばりも止めることにしました、ご購入いただいた皆様には本当にありがとうございました。
 これからは、店にご迷惑をかけないよう、地区外の私の毛ばりに興味のある方からお話でもあれば、少量お分けする程度で楽しんでいきたいと思っています、そして、自己流ですが私の毛ばり巻きの工夫などもこの記事で時々紹介していこうかと思っています。
 朝夕めっきり寒くなってきました、昨日、敬老会のご招待の案内が届きましたが大勢の所に出るのは好きではありませんので欠席します、「終活」の言葉が嫌でも耳に入って来るようになりました。
 枯れ落ち葉、さみしいものですねぇ~。
 
 一区切りつきましたので、在庫の整理をしました、おだてられイッパシの工房ぶって無駄なものを沢山揃えてしまいました、調子に乗りやすい性格は死ぬまで直りそうもありません。
 そうは言っても捨てるのはもったいない物もあります、この羽だって安い羽ですが、蓑笠風に巻けば様になるはずです、往生際の悪いジジィです。
 後で考えてみましたら、これ、一回UPしてあるかもしれませんね。

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 スタンドが電球ですので、赤っぽく写っています、LEDに変えようと思っていましたが、先を考えもう我慢します。
 前回と違ってゼンマイを胴に使ってみます、ゼンマイはなかなかより付けが面倒ですね、強くよるとゼンマイだけが糸状によれてしまいます、スレッドを少し緩め気味で優しく付ける事ですね。

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 通常のコックネックなどは根元から巻きますが、蓑笠状に巻くには羽の先端から巻きます、羽がよじれないよう軸に対して直角に平面状に巻くのがコツです。

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 私は道具はあり合わせの物を工夫して使っています、これはボールペンのハーフヒッチャーです、バイスは50年以上も使っています、鍼を挟むところはへこんできたらヤスリで直します、貧乏なのです。

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 完成です、四方から撮ってみました、でも、やっぱり私は野鳥にこだわります、頑固ジジィなのです。

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 ハックルの量が多いと思いますが、この羽柔らかいので、どうしても沈めて釣る毛ばりは跳ね上げの際に羽に負担がかかり、羽の痛みが激しいですね、剣羽が昔のテンカラ師に好まれた理由もわかります、この次は剣羽でも巻いて見ようかな。

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2017-08-30  毛ばり 

何の羽?

 以前に紹介しましたが、山道で前の車にはねられたらしく、即死したばかりのメスキジらしい鳥の羽を持ち帰り、毛ばりに巻いて試した話ですが、この毛ばり強度もあって良かったんですが、春先、メスキジの剥製の古いのを頂く機会があって、毛ばりに巻いて試したところ風化していたためかもしれませんが弱くて使えません、羽の柄も違うし、じゃあ、あの事故死の鳥は何だったんだろう、そもそもメスキジは禁鳥ですので私も羽は詳しく見た事が無いし、比べてみますと確かに違いますね。

 左がメスキジの剥製、右が事故死の鳥の羽です、もしかしたらコジュケイ?

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 何はともあれ、実際に使ってみてなかなかいい感じの羽で残りも少なくなりましたが巻いて見ました、胴はストリップドピーコックと脇にヘアーズイヤーを使ってみます、右のヘアーズイヤーニンフで使ったものです。

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 これをより付ける方法として、私はちょうちんテンカラの時の目印として使っていたバイオストライクという粘土状の目印です、必要なだけちぎって糸に付けるものですが、これがダビング材をより付けるのに非常に便利ですね、ただし、わざわざ買う事はないですよ、買うなら専用のワックスを買えば良いのです、私は貧乏人ですのであり合わせの物を工夫して使っているだけです。

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 このように巻いてハサミで整えます、胴の完成です。

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 羽を取り付けます、少し多いように感じますが写真のせいです、巻く羽の幅は1cmちょっとと言うところでしょうか。

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 完成です、見た感じ毛ばりとは思えない姿ですが、何ら問題なく釣れます、釣れなかった時、毛ばりが悪かったと思うのは毛ばりが可哀そうですね、それほど釣れる時はどんな毛ばりでも釣れるものだと私は思っています、身近にある羽で作った毛ばりで釣れたなんて最高じゃないですか。

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 どうか皆さんも針に毛糸を巻きニワトリの羽を巻くだけでも良いですから、毛ばり釣りを始めてみてください、餌釣りのようには行きませんが釣りの本当の楽しさが分かると思いますよ。

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プロフィール

名前 : ハックル70
山国 信州に住む老人です、奈良井川・木曽川水系の川や山を楽しんでいます、どうぞよろしく。

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