2017-06-06  毛ばり 

頑丈毛ばり

 機会がある毎に自作の毛ばりを試してはいますが、条件が必ずしも一定ではありませんのでどの毛ばりが釣れるかという比較はなかなか難しいものです。
 私の判断材料としては・・・この毛ばりでも釣れた・・・それさえわかれば良しとしています。

 今年初めて本格的に使ってみた逆さ毛バリですが、私の作り方も良くなかった事もありますが3匹ほど釣ったら羽の傷みが出てきました、打ち込み跳ね上げを繰り返す私の釣り方では、跳ね上げの時に逆さ毛バリでは羽に負担がかかるのでしょうか?
 胴の傷みも激しいですね、見栄えの良いストリップドピーコックが強度の点で良くないです、いつもはアロンアルファーでしっかり止めていたのですが、アロンのアレルギーがあってヘッドセメントに切り替えたのも一因でしょう、そんなことも考慮して今度はハックルは雄キジ、胴はビニール系の物を工夫して作ってみました。

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 メスキジの羽の方が柔らかいので沈みやすくて良いのですが、強度の面で少し落ちてしまいますが、これだったら、めちゃくちゃ丈夫です、参考になったのは下記の毛ばりです。
 
 一昨年、釣り大会の残り物をテンカラで釣りに行ったとき、居合わせた中津川の方の毛ばりを見させて頂きました、木曽地方のテンカラ名人と言われた杉本医師から指導を受けたといっておられ、釣り方はわたしと同じ イチ・ニィ・サン 方式でしたが、毛ばりはほとんど逆さ毛バリで、羽はキジ、胴は傷むためか丈夫そうにコーティングしてあるようにお見受けました。

 写真は中津川の方の毛ばりです、その節は大変ありがとうございました。

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 そして、これは私のお得意の雄キジの順毛ばりですが、強度の面でさらに改良を加えました。
 今までは店で売るためと言う事もあって、特に珍しい毛ばりが人気でいろいろ作りましたが、高齢になりましたし、羽の調達も面倒になりましたので、ぼつぼつ店の方に出すのもお断りして一区切りとし、今後は強度を重視し、種類も数種類に絞って自分だけで楽しんでいきたいと思っています。
 その中でも逆さ毛ばりとこの2種類は私にとってはウエットとして信じて使える毛ばりだと思っています。

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2017-05-11  毛ばり 

こだわりの毛ばり

 何も面倒な野鳥の羽を使わなくても、今は巻きやすいコックネックやサドルなどが市販されていてきれいな毛ばりが巻けます。
 しかし、私は特にキジの羽が好きです、生まれ育った山村の子供の頃の憧れの「新宅のオジサン」のキジのテンカラ毛ばりが半世紀以上も経った今でも頭から離れないのです、その後は本など見ていろいろスタイルは変えて来てはいますが、ハックルだけはキジを使いたい願望は今も消えません。

 雄キジの首の羽ですが、なかなか毛ばりに合う大きさの羽は無いものです、この写真は特に小さなものだけ選んだものです。

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 同じような毛ばりの記事は何回も出していますが、今回は、薮沢でのテンカラは強い合わせが出来ませんし、特に初期のチョウチンテンカラは落ちてしまう事が多いので、掛かりを良くするためフトコロの広い鍼を使ってみました、そんな鍼は袖が短いので、羽も毛足の短めの物を使うため小型の羽を選んだわけです。

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 ドライ用の鍼ですのでレッドワイヤーとビーズヘッドを使ってみました。
 巻き方はいつものハックル流ですので省略します。

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 このスタイルだとフトコロも広いですし、チョウチンテンカラでも掛かりが良いのではと思うのですが・・・・。

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 ビーズヘッドやレッドワイヤーなど使い、だんだん伝承毛ばりから離れていくきらいがありますが、時代の良い所は取り入れるのも必要だとも考えます。
 最近は手の震えも出たり視力も落ちたりとめっきり駄目になってきました、本当に寂しいものですね。


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2017-05-02  毛ばり 

拾った羽で毛ばり巻く

 川や山に行くと落ちている羽に目がとまります、特にカケスの羽は落ちていればよく目立ちますし、色もきれいですので巻いて見たい羽ですね、今回拾ったのはこの真黒い羽です、何の羽だか分りませんしこの部分は使い道が無いので今までは見向きもしませんでしたが、今回は、先日巻いたフライのBHヘアーズイヤー・ニンフが面白かったので、そのヘッドの部分に使えないものかと持ってきました、トリインフルエンザの心配もありますので、熱湯をかけて消毒して使ってみました。

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 作り方は、以前UPしてありますので省略しますが、こんな感じにヘッドの部分に使ってみました。

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 こんな感じになります。

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 ヘヤーズイヤーは面白いダビング材ですね、メスキジのハックルで胴の脇の部分に使い、あえてあまり形を整えず野性味を出してみました、脇の部分のモジャモジャとした感じが面白いと思ったのです、ハックルは、以前、山道で車にぶつかった直後らしく即死状態のメスキジの若鳥の羽です、内臓が飛び出ていましたので羽だけ頂いて、葬ってやりましたが、禁鳥ですので貴重です、昨年良い実績がありましたし、店でも良く売れましたので残り少なくなりました。
 ウエットですので、胸に気泡を抱いて沈む感じに期待しています、これもまた試すのが待ち遠しいですね。

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2017-04-10  毛ばり 

大きすぎる羽を巻く

 野鳥などの羽はなかなか良いサイズの物が無いですね、特にキジの羽は首周辺を除けば大きすぎます、雄キジなどでも肩などの柄の羽の部分はなかなか良い風合いの毛ばりになりますが、残念ながら大きすぎて困ります、逆さ毛バリで使う方法は以前UPしてありますが、普通毛ばりでもある程度の大きさまでは修正出来る私の方法を紹介します。

 写真、左位の大きさだと普通に巻いてもなんとか#12でしたら様になりますが、右位になりますと大きすぎます、そこでこの大きすぎるのを小さく巻く方法です、シャンク(胴)の長い鍼を使います、アイ(先端の糸を通す穴)から約5ミリ位のところにレッドワイヤー(鉛の線)を少しだけ巻きアロンで止めます、この意味は後で分ります。

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 最初に胴を作ります、これは何でも良いですが、今回はピーコック(クジャクの羽)の目玉模様のところを使ってみました、スレッド(糸)で押さえて胴のかたちを作り粘度のあるアロンを塗ってから螺旋状に巻くと丈夫に仕上がります、脇の部分はピーコックハール(クジャクの羽の糸状の部分)をスレッドと縄状にしてから巻き付けますとほどけません。

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 羽の先端から巻きますが、鍼のアイに近い部分で巻き終わるようにするのがコツです。

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 巻き終ったら、ボールペンの芯を抜いたもの、いわゆるハーフヒッチャーを差し込み羽のバランスを整えて、しっかりつまんでから胴に向ってスレッドで抑え込むように巻き込んでいきます、最初作ったレッドワイヤーに押さえつける事でハックルが開きます、開き具合は締め付ける加減で調整します。

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 巻き込んだ分およそ5ミリですから、10ミリ近く径が小さくなるという寸法です。
 欠点は首が長くなるという事です、左はゼンマイで少しカバーして見ましたが、コンドル見たいで不格好です、右位なら今までも通常に使っていました、人間から見れば不格好な毛ばりでも、魚さんがどう思うかが問題です。

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 この位の大きさになれば問題なく使えると思います、そんな面倒なことをしなくてもと思う方が多いでしょうが、私は渓に想いを馳せて楽しみながら巻いているので、毛ばりは3分で巻くとか、何でも良いという方は笑って見ていただければ良いのです、まさに毛ばりは十人十色(テンカラー)ですからね。

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2017-03-17  毛ばり 

今年の主力毛ばり 2

 キジの羽の毛ばりはどうしてもハックルが大きくなりますが、コックネックやサドルなどフライのハックルとして市販されているものは巻きやすいし簡単ですね、現役で忙しい時期はほとんどこれだけでした。

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 下の写真は、ドライとして使っているコックネックのグリズリーに、胴はお気に入りのストリップドピーコックとピーコックハールの組み合わせです、鍼はマルトC46FWの#12です。
 毛ばり巻きは、古い電気スタンドの下で行っていますので少し赤みがかって写ってしまいます、修正すればいいのですがズクがないのです。

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  同じですが、バードバリアントです、少しだけ茶色になりますが、ドライで浮かべれば視認性的には白く見えます。

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 私は、この種の毛ばりの黒系はウエットだけです、下の写真はビーズヘッドにレッドワイヤーの細めの物を巻き、鍼はマルトw10の#12です、胴は相変わらず上記の物と同じですが、色だけ変えてあります。

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 そして、一番実績のある、自称スギッパ巻きです、今年から極小のビーズヘッドを使ってみます、鍼はマルトw10の#12です。

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 毛ばりも面白がって沢山巻きました、店ではほんの少ししか売れませんので、川で見かけましたら声を掛けてください、持っていれば差し上げます、中肉中背の白髪のヨボヨボ歩きのお爺さんです。

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プロフィール

名前 : ハックル70
山国 信州に住む老人です、奈良井川・木曽川水系の川や山を楽しんでいます、どうぞよろしく。

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